すずさいこ (鈴柴胡)
| 学名 |
Vincetoxicum pycnostelma (Cynanchum paniculatum, Pycnostelma paniculatum) |
| 日本名 |
スズサイコ |
| 科名(日本名) |
キョウチクトウ科 |
| 日本語別名 |
|
| 漢名 |
徐長卿(ｼﾞｮﾁｮｳｹｲ,xúzhăngqīng) |
| 科名(漢名) |
夾竹桃(ｷｮｳﾁｸﾄｳ,jiāzhútáo)科 |
| 漢語別名 |
了刁竹･寮刁竹、瑶山竹･遙竹逍、土細辛･竹葉細辛、對節蓮、銅鑼草、一枝香、鬼督郵(ｷﾄｸﾕｳ,guĭdūyóu) |
| 英名 |
|
| 辨 |
カモメヅル属 Vincetoxicum(白前 báiqián 屬)については、カモメヅル属を見よ。 |
| 訓 |
和名は、花の蕾が鈴に似ることから(小野蘭山)。 |
『本草和名』及び『倭名類聚抄』徐長卿に、「和名比女加々美」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』9 徐長卿に、「フナバラ ヤナギサイコ リウヤウサイシン スゞザイコ コフナバラ ハマヤナギ」と。コフナバラに対してオオフナバラとは、今日のフナバラソウ。 |
| 漢名は、「徐長卿、人名なり。常に此の薬を以て邪病を治す、人 遂に以て之に名づく」と(李時珍『本草綱目』)。 |
| 説 |
北海道･本州･四国･九州･朝鮮･遼寧･吉林･黑龍江･河北･河南･山東･華東･兩湖･兩廣･陝甘･四川･貴州･雲南･ダフリアに分布。 |
| 誌 |
中国では、根･全草を徐長卿(ｼﾞｮﾁｮｳｹｲ,xúzhăngqīng)と呼び薬用にする。また、地方により根を白前･白薇として用いる。『中薬志Ⅰ』pp.183-186 『(修訂)中葯志 』I/177-181 『全國中草藥匯編』上/295,302-304,697-698
また、クサタチバナの誌を参照。 |
| 鬼督郵(ｷﾄｸﾕｳ,guĭdūyóu)という植物は、古く『神農本草経』以下に見えるが、『新注校定国訳本草綱目』は今ではその正体は不明といい、『中薬志』『全国中草薬匯編』はその名を載せないが、『中薬大辞典』には徐長卿(スズサイコ)･銀綫草(ヒトリシズカ)･天麻(オニノヤガラ)の異名とする。 |
|
